浄土真宗本願寺派 瑞光山 西念寺

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行事カレンダー

西念寺で行われる様々な催事について

2022.01.31 2月 お寺の言葉 (掲示伝道)

明日で2月。神戸はどうやら今週は気温も上がらず冷たい日が続くようです。コロナ禍が厳しくなっております。皆さんも重々にご注意ください。さて2月のお寺言葉(掲示伝道) です。今回は藤井 風さんの帰ろう よりいただきました。この歌詞はまさに仏法と言っても過言ではない言葉です。「憎みあいの果てに 何が生まれるの わたし わたしが先に忘れよう」です。この歌詞を聴くと法然さまの父である漆間時国の話を思い出します。法然さまが9歳の時、父が敵対していた勢力に襲われ、法然さまの目の前で亡くなります。亡くなるとき父は我が息子(法然様)に「敵を恨んではいけない」と言われたそうです。恨みは恨みを呼び、憎しみは憎しみしか呼びません。復讐の連鎖をとめるには、どちらかが絶つしかないのです。どんな些細なこともわたしが先に忘れることが出来るならば、こんな素晴らしいことはないです。言葉では簡単ですが現実は自分が先に忘れること、絶つことほど難しいものはありません。だからこそ仏法に出会ってください。憎しみ恨みほど空しいものはありませんから。いつでもどうぞ。

 

2022.01.29 大贋作展

今から10年ほど前どうしても観たかった「真珠の首飾りの少女」。東京上野の東京都美術館。多くの方が列んでいたが1時間ほどの待ち時間で観ることが出来た記憶があります。混雑のため短時間でしたが、あまりにも美しく色彩の輝きに驚いたことです。今回購入したのはアーブル美術館の作品。キャンバスアート「真珠の首飾りの少女」。これ!最高に素敵な作品です。子どもながらユーモアたっぷりの作品で展覧会は『大贋作展』。ちょー素敵な展示会名ですね。どの作品もぬくもりがあり、イキイキしてます。今回はやはり真珠の首飾りの少女になっちゃいました。

 

2022.01.10 祥月命日

今日1月10日は実父の祥月命日。今日で一周忌。お寺生まれでありながら船員であった父。生涯コックさんでした。下船した際は、いろんなごはんを着くってくれました。そんな父は演歌が大好き。私が幼い頃から、さざんかの宿(大川栄策) 、兄弟船(鳥羽一郎)を聞いて歌っていたのが懐かしい。今日たまたま、お寺のさざんかが咲いておりました。一輪だけでしたが、さざんかが咲くと父を想い出します。寒い中、一生懸命に咲いたさざんか。おかげさまで神戸で父との想い出を味わいました。南無阿弥陀佛

 

 

2022.01.08 本願力のめぐみゆえ

父が亡くなってから明日1月10日ではや1年。去年はコロナ禍による緊急事態宣言中。様々なことを学び支えられた1年でした。伝道院でお世話になった藤澤信照先生からお便りをいただき、まことに有難いお言葉を頂戴しました。その時、先生のご配慮で賜った「本願力のめぐみゆえ」の味わい本とCD。幾度となく読み、何度も聞かせていただきました。南無阿弥陀佛のお謂われを何度も何度も聞かせてはいただいていたものの、父の往生と共に改めて親心の尊さを実感しました。「本願力のめぐみゆえ」に記されています『「本願力」の「本願」とは「私の願い」ではなく、「あなたを救わずにはおかない」と、私にかかわりづめの阿弥陀さまが、私のために発(おこ)された願いなのです』(引用)まさにこの1年、阿弥陀さまが私にかかわりづめてくださった年でありました。南無阿弥陀佛の親心、お慈悲のあたたかさを味わわせていただきました。「本願力のめぐみゆえ」の楽譜もいただき春彼岸の法要時にご門徒さんと共に歌ってみます。藤澤先生のお心遣いにお礼申し上げます。

 

2022.01.03 「ほとけさま」との出会い

今から10年ほど前に東京町田にある武相荘にはじめて行きました。ここは白洲次郎・正子夫妻の旧邸宅で、現在は「旧白洲邸・武相荘」として、記念館・資料館となっています。ここに掛けてあったお軸が「ほとけさま」でした。それも熊谷守一先生の書でした。その時の経緯が鶴川日記に記されています。 「昭和48年の春、知人を介して、熊谷先生に字を書いて頂いた。何でもいい、お好きな言葉を、とお願いしたら、平仮名で「ほとけさま」と書いて下さった。今さら先生の書を云々するのも気がひけるが、それはおのずから頭が下がるような無心な字で、正に日本の「ほとけさま」はこういう姿をしていると、合点させるものがあった。 (中略) 私に下さった「ほとけさま」は、「すぐ書いたのだが、かけて、眺めている間に鼠に喰われてしまった。それでまた書き直したので長くかかった」と、さも面白そうに笑われた」。年始めに「ほとけさま」を眺めるとあたたかくやわらかい。これこそなもあみだぶつのほとけさまだなと教えられました。

   

 

2022.01.01 南無阿弥陀佛「今も」 お寺の言葉 

おはようございます。令和4年(2022年)1月1日の朝を迎えました。今朝は若干冷えこんだ神戸です。いつもと変わらず朝、山門を開けるとき思わずお念佛がこぼれてくださいました。お念仏に日時は関係ありません。いつでもどこでもだれにでもの佛さまこそ阿弥陀さま、南無阿弥陀佛です。と自分自身に言い聞かせてもらった今朝でした。本日10時からの元旦会に向けて準備していきます。初詣はお寺にどうぞ。西念寺にどうぞ。あたたかくして皆さまのご参詣を楽しみにお持ちしております。 

1月のお寺の言葉、掲示伝道です。今回は『ちはやふる』の駒野勉さんの言葉を掲示させてもらいました。 「やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」。 今年の自分への言葉としてもいます。今年は何事にももっと動き回りたい1年にしたいです。今年も種々お世話になりますが宜しくお願いします。