浄土真宗本願寺派 瑞光山 西念寺

Call 078-882-1141 一般受付時間 8:30〜17:00

行事カレンダー

西念寺で行われる様々な催事について

2023.01.31 2023(令和5年)2月 お寺の掲示板

明日から2月。お寺の掲示板です。今回の写真は可愛らしいスノードロップ。下向きに白い花を一輪咲かせる姿が何とも愛らしいお花です。先だって長崎にいる甥っ子が教えてくれた歌手(男性3人組ボーカルグループ)、ベリーグッドマン。高校球児にむけた応援ソングやスポーツ選手に向けたメッセージな熱く歌われます。これだけ有名なのに知らない自分が無知すぎます。甥っ子も4月から高校3年生。夢の甲子園もこの夏が最後。野球部の主将もし日々野球に明け暮れている模様。精一杯楽しんで。さて、今月のお寺の掲示板は「失敗と書いて成長と読む」ベリーグッドマンのハイライトという歌から記しました。この言葉、元野球選手で名監督だった野村克也さんの本にも名言として残されています。そこには、人間は、失敗してはじめて自分の間違いやいたらなさに気づく。そして、「どうして失敗したのか」「何がいけなかったのか」と反省し、「どうすればうまくいくのか」「何をすればいいのか」と真剣に考える。この程度で、人間は成長するのである。とあります。言い方をかえれば失敗しない人間はいない、ということでしょう。失敗があるからこそ人が人として成長していく。失敗こそ糧であります。私もずっーと失敗の人生です。今も失敗ばかりです。自分が嫌になるほど失敗します。そんな私も様々な方々に支えられながらなんとか今を生かされています。そんな日々をこれからも大切に過ごさせてもらいます。なもあみだぶつ

 

2023.01.27 海一味

先日大阪市のお寺さんで住職継職奉告法要がお勤まりになりました。住職継職奉告法要とは現住職から新住職に成る法要で、住職を引き継ぐにあたり、阿弥陀さまへ奉告(ほうこく)させていただく法要のことです。まぁ代替わりですね。多くの参詣者のもと2日間にわたり盛大な法要でした。法要、ご法話、住職、新住職の挨拶、すべてに感慨深い尊き有難きご法要でした。住職が拘りにこだわつたお酒をいただきました。その名も「海一味」。正信偈のご紋でもあります如衆水入海一味。画像でもありますように、清水も濁水も同じように受け入れ大海の塩味となる。海の不思議さ。広大さ。計り知れない世界です。

 

2023.01.26 大ピンチずかん

先日、次女(6歳)が購入した図鑑。その名も「大ピンチずかん」。何気に開いてみると大ピンチの連続。そんな時の対処法なる図鑑なんです。それもピンチレベルまで記載ありの超優秀な図鑑です。幼少期を思い返すと一度は経験するであろう、または誰もが経験したであろう大ピンチなことが載っております。この図鑑は、子どもが絶対にハマる!爆笑絵本でも紹介されていました。決して子ども用ではなく、大人でも大ピンチになることはあります。ただ大人は経験の上、知恵というもので解決できていると思い込んでいるのです。大ピンチレベル74に記されている「トイレの かみが ない」、何度も経験したことがあります。この本は、大ピンチをしれば大ピンチになってもこわくない、を教えてくれる図鑑でした。いい本です。

 

2023.01.24 ロボットとお参り

先日、ご門徒さん宅へご命日でお参りに伺うと前回はいなかったロボットがいます。お勤めをしてるとロボットがやたら近くまできます。お参りしている後ろ、横、前方とチエックしているらしいのです。お勤め後、お茶をいただきながらお話しを伺いました。ここのご門徒さん、おひとり住まいなんです。息子さんが遠方にいらっしゃって、なかなか神戸に来れないということで、息子からのプレゼントと教えてくれました。このロボット、アプリで繋ぐと遠方いる息子さんに情報が提供される仕組みのようです。ロボットの顔や頭あたりをナデナデするとむっちゃ喜ぶんです。出掛けて帰ってきた時も玄関で待っているそうです。様々な機能で息子さんに情報提供している凄すぎるAI、ロボットです。特にこの時期ヒートショックなど脱衣所やお風呂場で起こりやすいものです。そんな情報もすべて管理されているようです。私も実家の母親にプレゼントしたいと思いロボットのホームページをチエックすると、LOVOT(らぼっと)1体498,800円でした。無理です。残念。それにしても凄い時代になりました。

2023.01.23 鸞という鳥

先日、長崎県平戸のお酒、日本酒「飛鸞」のブログをあげました。するとバーテンダーさんから飛鸞のラベルが新しくなりましたよと教えてもらいました。このラベルの文字もかつちょいいです。さて鸞という名の鳥のお話です。伝道院でもお世話になった指導員の牧野光博先生が当山に布教でご出講くださったとき「鸞」のご法話をしてくださいました。

鸞は中国に古くから伝わる伝説の鳥です。その姿は、やや赤みをおびた体から五色の光を放ち、羽を広げたその姿はまぶしいくらいに光かがやき、鳴き声も美しい五つの音色を奏で、それはそれは美しい声で鳴くそうです。しかし、その美しさのあまり、鸞は悲しい思いをしなければならなかったのです。

 卵を産んでヒナがかえった時のことです。親鳥は餌(えさ)をとってきて与えようとします。しかし、鸞のヒナは、親の姿とは違って、体が真っ黒です。ヒナ鳥からしますと、自分の黒い体と、美しく光り輝く親鳥を見比べて、「なんぼなんでも違いすぎる。こんなのはお母さん違う」と、背を向け餌を食べようとしません。

 そこで鸞の親鳥は悩みました。どうしたら、わが子は餌を食べてくれるだろうか。どうしたら親であることがわかってもらえるか・・・。そして思いついたのが「子どもと同じ姿になろう」ということでした。

 餌をとってきて、わが子の所へ戻る前に、真っ黒の泥沼に行き、光り輝くその体に泥をかぶって、体を真っ黒にして戻っていったのです。するとヒナ鳥は、ようやくお母さんが来てくれたと思い、「お母さ~ん」と言って、餌をもらうようになりました。それからというもの、鸞の親はいつも体を真っ黒にして、わが子を育てていったということです。

このお話を聞かせていただき、ちょっと阿弥陀さまに似ているなと思いました。阿弥陀さまは、本来そのお姿、真実の光は、私には見えません。よくわかりません。しかし、わからない、わからないでは、いつまでたっても私にはわかりません。そこで、わからない私と知り抜いてくださったうえで、私にわかる姿をもってあらわれてくださいました。

 「南無阿弥陀仏」というお名号となって、お念仏となってあらわれてくださいました。

 私の耳に聞こえ、私の口に称えられ、私の心にしみ込んでくださり、「まかせよ、必ず救う、親だからね」と、阿弥陀さまは、仏の子である私に「あなたの親はもうここにいるよ」と告げてくださいました。

なんまんだぶつ なんまんだぶつ

 

 

2023.01.21 善立寺さま御正忌報恩講

本日1月21日(土)は神戸市灘区にあります善立寺さまの御正忌報恩講に出勤させていただきました。大勢のご参詣の中で門徒さんと一緒に宗祖讃仰作法のお勤めでした。最高に気持ちのいいお参りでした。お参り後は北九州から新導寺住職、本願寺布教使の山下信順先生のご法話をお聴聞させてもらいました。節談説教を交えてのご法話は御伝鈔を味わいながらの迫力あるお説教でした。尊きご縁を賜りました。お世話になりました。

2023.01.20 2023(令和5年)メンズヨガ

2023(令和5年)最初のメンズヨガが1月22日(日)17時より西念寺本堂にて開催されます。メンズヨガですので気軽に男性陣の皆さんご参加ください。このメンズヨガでは年齢も20代~70代まで参加されます。はじめての方、ヨガ未経験者の方ほど参加してみてください。コロナ禍で運動不足の方もお待ちしております。気軽に心と身体のリフレッシュをしましょう。参加費は1.000円です。ヨガマットの貸し出しもありますのでタオルと飲み物、動きやす服装でお越しください。そこのあなた、お待ちしております。

 

2023.01.13 親鸞さま 御正忌報恩講

ご本山西本願寺では1年でもっとも大切なご法要、御正忌報恩講が1月9日~16日までお勤まりになります。親鸞さまのご法事、ご命日のお参りです。全国から多くの参詣者がお参りになります。御影堂も阿弥陀堂も寒い中ではありますがご参詣者の篤い思いと気持ちで寒さも吹っ飛びますので、ぜひ西本願寺へお参りくだされば嬉しく存じます。さて先日実家に帰省したときに、知り合いのバーテンダーがこのお酒知ってますか?と出してくださいました。実はバーテンダーさんも浄土真宗のご門徒さんです。そのお酒とは日本酒なんですが飛鸞(ひらん)という長崎は平戸のお酒であります。まさか親鸞さまの鸞の名が入ったお酒があるとは。実はここ最近、日本酒アレルギーとなり、日本酒を飲むと肌が痒くなり湿疹がでます。その為、ちょびっとだけ飲ませてもらいましたが、これがまた美味しいお酒でした。はやく日本酒アレルギーを克服して飛鸞を楽しみたいものです。鸞とはは中国の伝説の鳥といわれます。鸞の話は後日またアップします。

2023.01.04 慌ただしい?

今年のお正月は長崎への帰省はせず神戸でゆっくりとさせてもらいました。普段まったくというほどテレビを見ませんが正月は何となく家にいる時間があるせいか、テレビを見るというかテレビをつけっぱなしにしています。子どもが何等かの番組は見ているようですが・・・。今日(1月4日)のテレビCMで気になったことがありました。それは、恵方巻のCMです。もうすでに正月は過去のもの、と言わんばありに恵方巻の宣伝を何度も見ました。また同じくバレンタインの宣伝も見ました。世間ではこれが普通なのでしょうか?次から次と様々なイベントのことが盛りだくさんに宣伝されます。あまりにも慌ただしいなーと感じました。いや、日本人ってこんなに慌ただしいのでしょうか。浄土真宗では恵方巻などどうでもいいのです。誰がいつ決めたのか知りませんが方角や食べ方などどうでもいいのです。そんなことよりも自分自身の足元をしっかりと見つめることが大切ではないでしょうか。新年、新たな気持ちを持ちつつ、自身と向き合いながら、身の丈のわが身を見つめることが何よりも大事に思うのです。慌ただしくある世の中だからこそ、慌てず焦らず、仏法に照らされながら、不安定なこの人生を安心できる人生に生かさせてもらう。そのための仏教であり仏法であります。西念寺は365日開いているお寺です。どなた様でもお越しください。本堂にあがりゆっくりとお参りしてください。もちろんお時間が合えばお話もさせてもらいます。今年も宜しくお願い申し上げます。

2023.01.01 2023(令和5年)1月 お寺の掲示板

2023年もよろしくお願いします。ゆるーく気軽にお寺の掲示板をあげていきます。元旦の今日は届いた年賀状を見ながら様々なことを思い出しました。特に多かったのが結婚報告の年賀状。幸せいっぱいの年賀状にこちらも幸せのお裾分けをいただきました。笑顔ってみんなみんな素敵ですね。元旦初日から元気いっぱいになりました。ありがとうございます。

さて1月のお寺の掲示板です。今回の言葉は 「本当の勝利条件とは 他人なんかに勝とうと するのをやめること」 という言葉をあげさせてもらいました。当寺の近くには学校(小・中学校)があり、通学路にもなっています。神戸は中学受験をするお子さんも多く、小中学生に見てもらえたらなーという願望、欲望でこの言葉にしました。他人と争うのではなく、あくまでも今の自分自身と向き合う。他人のことが気になるのは当然です。しかし気にしても仕方ありませんし、なんの解決も見出せません。最終的にはやはり自分自身と向き合う以外ないんです。ここまでずっーと頑張ってきたからこそ、自分を省み、自分を労い自分に自信をもってください。そして入試の時に少しでも落ち着いて試験を受けることができますことを念じます。